3月14日
鈴は携帯をじっと見ていた
2、3日おきに大輔からメールはくるものの相変わらず会えなくて、でも映画へ行ってからは内容が映画の事で盛り上がり続くようになってきていた
普通ならチョコのお返しとか持って来るんじゃないかなー
少し意識をしてみたり
友チョコだったらお返しはないかなとか考えたり
ベッドに横になりウトウトしてきていた
俺の家では母さんが久しぶりの土曜出勤のためあずさと抱き合っていた
「はぁ、あずさ……いい……」
あずさの携帯が鳴る
「んっ……電話……」
ベッドに置いていたあずさの携帯を祐紀は掴むと広紀の名前だった
「っ……何で広紀?あずさ、広紀と連絡とってるの?」
「あっ……待って……初めてかかったよ」
「待たない……俺の前で出れる?」
「出れるけど……んー……出て」
「もしもし、広紀、あずさに何の用……」
「おっと祐紀かよ、あずちゃんに俺はかけたんだけどな」
「あずさは今出れない」
ハァハァと息を整える
あずさの頭を撫でる
「お前、さかってんなぁ(笑)」
「うるさいよ、何?」



