店の外に出ると暑い

「これからどうする?まだ時間は大丈夫?」

「うん、大丈夫だよ」

「本屋に行かない?」

「うん!」


俺達は本屋に行きグルメ本やカフェ特集の本などを見てあっという間に夕方になった


送って行くって言ったんだけど大丈夫と言って送らせてくれなかった


また次行こうねと言ってくれて


俺の駅で降りて平野に手を振って家に帰った

帰ってから少しウトウトしていた俺は、ご飯よ〜の母親の声で目が覚めた


「祐紀、今日はオカワリは?」

「あまりお腹が減ってない」

「そう」


「ご馳走様」

と言って自分の部屋に上がる


部屋に戻ると平野からメールが入っていた

“ 今日はご馳走様でした、美味しかったね”

“ うん、美味しかった”

“ 私ね勝手に次なんて言っちゃったけど私と行ってよかったのかな?藤井くんに彼女とかいたら悪いかなって”


えっ、何で?


俺は急いでメールを打った

“ 彼女なんていないし、いたら彼女とカフェに行く”

“ そうだね(笑)ちょっと考えちゃった、じゃあまた行こうね、お休み〜”

“お休み ”