大輔くんはお金を払い急いで追いかけてくる
私は映画館の階段を登っていく
「待って、鈴ちゃん」
私はポテトとジュースを2人分注文していた
大輔くんはチケットを購入する
2人は中に入って行った
「うっ……よがっだ……」
「だから、もう涙拭いてよ、はい」
ハンカチを大輔くんに渡す
「俺部活のタオル持ってる、ぐすっ」
ロビーの椅子に座ってタオルを出す
「うっ、汗臭い」
「(笑)だからー、使って」
「ありがとう……ぐすっ」
「そんなに泣く?」
「感動したじゃん」
「したけど……エンドロールでおさまるでしょ?」
「おさまらなかった……鈴ちゃんに恥ずかしいところ見られた」
「別に映画に感動して泣くのは恥ずかしい事じゃないけどね……時間ないから帰るよ」
「あっ、ごめん顔だけ洗ってくる、すぐ戻るから」
大輔くんはトイレへ駆け込んだ
あー、しっかりしなきゃ
バシャバシャと顔を洗い鈴ちゃんから借りたハンカチで顔を拭く
新しいの買って返そう……
急いでトイレから戻ると鈴ちゃんの周りには2人の男がいた
「お待たせ」
後ろを向いた男は、何だよ男いんのかと言い残して去っていった



