ニコニコと大輔くんは笑っていた
「ヤバイ……」
「ん?何で」
「飲むとこ可愛い……」
「えー、そんなこと言われたら飲みずらい」
「だって耳に髪をかけて飲むとか男子はくるよ」
「何がくるのよ」
「おー!!って」
「変なの……大輔くんはさあ、中学も高校もキャプテンやってる訳じゃない、チームをまとめれる力があるってことなの?」
「ないと思うな……特に中学ではホントに辛かった、色々ありすぎてさ、ストレスで円形脱毛症になったよ」
「へぇー」
「鈴ちゃんは俺と京弥とだったらどっちがキャプテンにふさわしいと思う?」
「……どっちが上手いの?」
「京弥」
「じゃあ、大輔くんかな」
「えっ!?」
「そんなにびっくりする事?」
「みんな京弥だと思うだろ」
「いや〜どうかな(笑)」
「みんな京弥だと思っていてさ、いきなり指名された俺の立場よ!京弥以外なら広紀もいた訳だしさ」
「先生も何の根拠もなく選んだんじゃないと思うな」
「……俺がびっくりだよ」
大輔くんは時計を見た
「そろそろ出る?」
「うん」
私は財布から300円を出して大輔に渡した
「いいよ、俺が出す」
「駄目、はい」
大輔くんの手を持って渡し店をスタスタと出ていった



