俺はあずさがシャワーの間、持ってきていた雑誌を読んでいた
あずさが出てきて隣に座った
「あずさ、髪伸びたね」
「祐紀だって(笑)」
まだ濡れていた髪を触る
「そうだ、忘れてた、祐紀に渡したいものがあったの」
「何?」
あずさは小さな紙袋をくれた
「開けていいの?」
「うん」
スポーツ用の細いヘッドバンドだった
「髪伸びてきたから前髪この前くくってたでしょ?」
「うん、あずさを見たいから」
「これなら普段体育の時も使えるし、ほら、三学期始まったらクラスマッチがすぐあるでしょ?バレーって上向くからさ、これで阿部くんと優勝してね(笑)」
「ありがとう……嬉しい」
「どうやってつけるのか私にはわからないけど(笑)」
俺はヘッドバンドを付けた
「どう?」
「(笑)かっこいい、似合ってる、ワイルドになるね」
「何か元気になったような気がする」
「えっ?それは変わらないでしょ」
「変わるよ……」
あずさの目をじっと見る
「だって、あずさをこれから抱くって時にくれたんだもん、あずさだって同じ気持ちって事だよね?」
「あっ……それは出すタイミ……んっ」



