電灯が切れていた電信柱の陰で俺達はキスをしていた
「……祐紀、みんなとはぐれるよ」
「大丈夫、行く店はわかってるから」
ちゅっ、ちゅっと軽いキスから舌を絡めていく
「んっ……祐……」
あずさの足がガクッとなる
俺はしっかりと抱きしめた
「む、無理……立ってはキツいよ」
「うん、ごめん」
必死で背伸びしていたあずさは足の力が抜けた
俺はあずさの背中をさすった
「ごめんな、今年の初キスがしたかった(笑)」
「もう、2人の時でいいじゃん」
「4日まで待てなかった(笑)行こう」
俺はあずさの肩を抱いてひっついて歩いた
俺達は店に入った
ふたつのテーブルに別れていて広紀、京弥、隼人(はやと)が座っていた
「祐紀、口紅ついてるぞ(笑)」
「えっ!」
隼人に言われて俺は手で口をぬぐった
「ち、ちょっと祐紀、私、口紅はつけてないでしょ、もう〜」
恥ずかしくなったあずさは織田の隣に座り抱きつく
織田がよしよしと頭をなでてくれていた
「じゃあ、祐紀、こっち座れよ」
京弥の隣に座り4人ずつに分かれた
「もー、隼人は意地悪だな」
「悪い悪い、だって京弥と広紀がさ、絶対キスしてるって言うし」
2人にはお見通しだった



