「彼女は怒ってた?」
「いや怒ってない」
「何で?私抱きついてたじゃん、あれ見て怒らないって……」
「何でだろうな」
「謝ったの?」
「うん」
「祐紀、前も謝ってたじゃん、彼女に遠慮してるんじゃないの?無理して付き合ってるとか?楽しい?それで……」
「ちょっと落ち着けよ、声でかい」
広紀が隣に座った
「祐紀」
「あっ、大丈夫……愛羅、この前謝ってたのは俺が悪かったからだから、ちゃんと理由もわかってることだし、俺達のルールだから
それに告白したのは俺だし、だから無理して付き合ってる訳じゃない、昨日もケンカとかしてないから」
「祐紀が告白したの?」
「うん、彼女の事大好きだから」
周りが静かになっていた
ちょうど曲が終わったところだった
「あっ………」
「ヒュー、祐紀、言うなぁ、彼女に聞かせてあげたいな(笑)」
「ちょっと……恥ずかし」
広紀が背中を軽く叩いてくれた
「よく言ったな、偉い偉い」
俺は恥ずかしくなって部屋を出ていった
次の曲が始まってまた誰かが歌い始める



