スブルストの国民たち。


ちゅどーんっっ!!!

「「な、何だ!?」」
「おい!見てみろ!!城に穴があいているぞ!!!」
「本当だ!!」
「一体何が起こったんだ!?」

「きっと国民の誰かが国王に嫌気がさしたんだよ!!」

「お前は、バート!!」
「「僕たちも加勢しに行こう!!」」
「……そうだな!行こうぜ!!俺も国王が嫌いだったんだ!!」
「俺もだ!!俺も嫌いだった!!」
「私も!国王に嫌気がさしていたわ!!」
「僕も!」
「私も!」
「わしも!」
「うちも!」
「せっしゃも!」
「おらも!」
「あたしも!」

そして、革命が起きた。








「ティム様ーーー!!大変ですよー!!」
護衛のエズフが慌てて走ってきた。
「どうしたんだ!?そんなに慌てて!!」
「「どうしたも、こうしたもないですよ!!これを見てください!!」」
エズフは新聞をティムに見せた。
「「えっ!?スブルストで革命が起きた!?」」
「「そうなんです!!今、号外が配られていて僕もビックリしちゃいました!!」」
「そうなのか……ん?あれ?ここに載ってるやつ誰かに似てるような??……いや、気にしないでおこう!!」
ティムは革命を起こすスブルストの国民たちに交じって、ハンプトン子爵令嬢とアベラード卿に似たような人がいるのを見つけたが、気にしないことにした。