ラブレターをもらった 「2年C組24番波多野(はたの)文太(ぶんた)さんで相違ありませんね」 自分史上、人生初のラブレター 「………ぅ、ぁ、そ、すけど」 「どうか」 「(距離ちっか)はい、?」 「どうかこのことは内密に」 言い逃げして走り去る彼女の背中を見ながら手の震えが止まらなくなったのは それが学園1の人気者で定評のある先輩の彼女だったからだ