病院を出た私は結局何をするでもなく、そのまますずのお迎えに行った。
すずは相変わらず元気で、保育園にも慣れて泣くことが少なくなった。
「すずは平和でいいね」
「ん?なあに?なあに?」
「へ、い、わ」
「なあにー?」
「何でもない。さ、帰ろ」
「すず、べいーかーのるね」
すずは器用にベビーカーによじ登ると、自分で座って自分でベルトをカチッと閉めた。
「えっ!すず自分でベルト閉めれるの?」
「すずできるよ。ほら!」
ドヤ顔のすずに思わず顔が綻ぶ。
昨日までできなかったことが急にできるようになっている。いつの間にか会話もスムーズになっている。どんどん成長していくすず。
今日保育園で何をして遊んだ、誰が泣いた、給食のお汁をおかわりした、おやつが美味しかった、ひととおりしゃべると、今度は覚えたての歌をちぐはぐに歌い出す。
私はそれに相づちを打ちながらも、頭の片隅で夕食のメニューを考えつつ家路に着いた。
すずは相変わらず元気で、保育園にも慣れて泣くことが少なくなった。
「すずは平和でいいね」
「ん?なあに?なあに?」
「へ、い、わ」
「なあにー?」
「何でもない。さ、帰ろ」
「すず、べいーかーのるね」
すずは器用にベビーカーによじ登ると、自分で座って自分でベルトをカチッと閉めた。
「えっ!すず自分でベルト閉めれるの?」
「すずできるよ。ほら!」
ドヤ顔のすずに思わず顔が綻ぶ。
昨日までできなかったことが急にできるようになっている。いつの間にか会話もスムーズになっている。どんどん成長していくすず。
今日保育園で何をして遊んだ、誰が泣いた、給食のお汁をおかわりした、おやつが美味しかった、ひととおりしゃべると、今度は覚えたての歌をちぐはぐに歌い出す。
私はそれに相づちを打ちながらも、頭の片隅で夕食のメニューを考えつつ家路に着いた。