圭佑さんとの甘いひとときのおかげで、私の喪女一直線人生は卒業したかもしれない。

と思ったけれど、甘い営みは残念ながらその後は訪れていない。

なぜならば!
そう!
すずがいるからだ!

すずがいる生活ではなかなか二人きりになる機会はない。それは当たり前のことで仕方のないこと。そのことについて、別にすずを疎ましく思ったりなどは絶対にないのだが。

でも私は、やっぱりまた圭佑さんに抱かれたいと思っている。
あの日の胸の高鳴りは、私の心をとらえて離さない。

熱い口づけ。
情熱的な目。
たくましい体。
そして、たくさんの愛の言葉。

思い出すだけで体が火照りそうだ。

圭佑さんはそのことについてどう思っているのだろう。私だけがウズウズしているのだろうか?

まあ、さすがにそんなこと恥ずかしくて聞けないけど。