22歳の女性・滴草は、男性鑑定士・久慈と質屋を営む。だか、依頼により曰く付きの品を買取り、事件も解決するセブン屋でもあった。今回の依頼は景徳鎮の買取りと、麒麟退治。景徳鎮を購入した名家の当主が、その日以来四つん這いで食事し、瞳が光る獣に変容した。滴草と久慈は激闘の末、野獣と化した麒麟を制圧するがその正体は、所有者の老人だった。日頃から老人を疎外し、麒麟退治を面白がって撮影していた家族に滴草は不快になる。景徳鎮の絵柄の麒麟が老人に取り憑いたと信じる家族に、滴草と久慈は寂しさが老人を変え、彼は家族から愛される事を望んでいる事を告げる。2人が去った後、孫の中学生は、老人の為に泣く滴草の忠告を噛み締め祖父への態度を改める決意をする。帰路に着く滴草と久慈だったが、滴草は手の痛みに苦しむ。彼女は物に宿る、人の想いに感応するサイコメトラーだった。滴草を気づかう久慈に、彼女は安らぎとほのかな恋心を募らせる。