「納得しないのは分かるよ。空は優しいからね。単純に、『燐や花音達のせいにしたくない』から、『自分のせい』にしているんでしょ?『私は北條さんと小坂さんを責められないから、自分のせいにしておこう』って考えなんでしょ?だから花音達にいじめられた時、『怒り』や『苦しみ』の前に、『自分が悪かったから、今私はこんな思いをしているんだ』って考えてしまうんでしょ?違う?」
一字一句すべて見事に言い当てられた私には、頷く以外の選択肢は残されていなかった。
ホント、『友達』には嘘をつけない。
そしてそんな私に、花音ちゃんは説教を続ける。
「それが迷惑なの。自分だけ良いところばっか取ってさ。かのんだって悪役になりたいのに」
悪役にないたい?
「えっと、花音ちゃん?」
「何?」
何故か私を睨み付ける、ちょっぴり怖い花音ちゃん。
まるで蛇に睨まれたカエルのような気分だ・・・・・。
今から花音ちゃんに食べられそう・・・・。
そんな花音ちゃんに、私は恐る恐る問い掛ける。
疑問をを問いかける。
「悪役、ですか?」
「知らない」
「知らない?」
呆れた『友達』だ。
だったら今の言葉なんだったんだろう。
前からそうだけど、花音ちゃんも自分勝手な子だ。
いつもちょっと変わった考えで私の前に現れるし。
凄すぎて、ちょっとついていけない。
私はため息をひとつ吐いた。
同時に少し目の前にいる花音ちゃんから視線を逸らしてみる。
燐ちゃんと海ちゃんは、引き続き言い争いを繰り広げていた。
未だに信じられないけど、本当に仲良しになったみたいだ。
まるで本当の『友達』のようにじゃれあっている。
一方で孝太くんは、その二人の争いを眺めていた。
時々燐ちゃんの味方になって、海ちゃんをからかう姿はどこか面白かったっけ。
そういえば、海ちゃんと孝太くんの距離が縮まったような気がするけど気のせいかな?
なんか二人ともずっと笑ってるような・・・・。
一字一句すべて見事に言い当てられた私には、頷く以外の選択肢は残されていなかった。
ホント、『友達』には嘘をつけない。
そしてそんな私に、花音ちゃんは説教を続ける。
「それが迷惑なの。自分だけ良いところばっか取ってさ。かのんだって悪役になりたいのに」
悪役にないたい?
「えっと、花音ちゃん?」
「何?」
何故か私を睨み付ける、ちょっぴり怖い花音ちゃん。
まるで蛇に睨まれたカエルのような気分だ・・・・・。
今から花音ちゃんに食べられそう・・・・。
そんな花音ちゃんに、私は恐る恐る問い掛ける。
疑問をを問いかける。
「悪役、ですか?」
「知らない」
「知らない?」
呆れた『友達』だ。
だったら今の言葉なんだったんだろう。
前からそうだけど、花音ちゃんも自分勝手な子だ。
いつもちょっと変わった考えで私の前に現れるし。
凄すぎて、ちょっとついていけない。
私はため息をひとつ吐いた。
同時に少し目の前にいる花音ちゃんから視線を逸らしてみる。
燐ちゃんと海ちゃんは、引き続き言い争いを繰り広げていた。
未だに信じられないけど、本当に仲良しになったみたいだ。
まるで本当の『友達』のようにじゃれあっている。
一方で孝太くんは、その二人の争いを眺めていた。
時々燐ちゃんの味方になって、海ちゃんをからかう姿はどこか面白かったっけ。
そういえば、海ちゃんと孝太くんの距離が縮まったような気がするけど気のせいかな?
なんか二人ともずっと笑ってるような・・・・。