3つの壁を越えるために始めたこと。
それは、おもにふたつありました。
ひとつは、実際の映画館経営の裏話をくまなく探ること。
あまり知られていませんが、ミニシアターや名画座を取り上げたサイト・ネット記事は、調べれば調べるほど出てきました。(ここではサイト紹介は省きます)実際に経営する館長さんや支配人さんのエピソードを読み込むにつけ、その中に、これは「謎解き」要素になるんじゃないか、というものがあったのです。
いえ、あったというよりは、ミステリ要素をなんとか見つけたいという頭で読んでいたからこそ、ひらめいたというかつながった感じでしょうか。
自分の映画知識は、かすみさんと呼人のちょうどまんなかあたりだと思います。よって、読めば読むほど驚かされたり、感心させられることばかりで。そういうときはとにかくノートにメモります。メモ魔といっていいくらいメモって、キャンパスノートはすぐに一冊埋まりました。
学生時代の勉強もこれくらい熱心にしていたら、なんて思うこともあります。執筆に関してはたくさんの書物を読むこともまったく厭わないので、やっぱり好きなことをするときの熱量というのは大切ですね。
そして、もうひとつ行ったこと。
それは、まず過去の名作と呼ばれる名作を、すべて振り返ることでした。
大学生の頃は、いまと比べたらものすごく潤沢に自由時間があったため、映画館に足しげく通い、様々な作品に触れていました。雑誌も読み漁り、『キネマ旬報』をはじめとした映画誌や、あまり知られていませんが、映画脚本ばかり載った『月刊シナリオ』(ドラマ脈本の載った『月刊ドラマ』も)を愛読し、好きなシーンは模写したりもしていました。
ただ、いまとなっては過去に観た名作もおぼろげで、細かなシーンも思い出せないものが多いので、今回のプロット作りに向けて、『キネマ旬報ベストテン・90回全史』を読み返しました。1924年から2016年までの90年分、毎年邦画洋画それぞれでトップテンが発表されてきた、そのまとめです。年ごとの映画関連ニュースも記載されていて、その時々の時代感もつかめます。
自身では、2006年よりいまも別サイトで映画のメールマガジンを発行していて、最近は「季刊」くらいに発行ペースが落ち着いていますが、それまでが「週刊」で出していましたので、そこにもかなりの鑑賞履歴がまとまっています。
そういったものを参考に、
おすすめできる映画で、かつ謎が絡められ、そして独立したストーリーとしても作り上げられる物語を考えていきました。
1話あたり、プロットに正味3日間、
執筆(初稿)に2.5日くらいかかっています。
それは、おもにふたつありました。
ひとつは、実際の映画館経営の裏話をくまなく探ること。
あまり知られていませんが、ミニシアターや名画座を取り上げたサイト・ネット記事は、調べれば調べるほど出てきました。(ここではサイト紹介は省きます)実際に経営する館長さんや支配人さんのエピソードを読み込むにつけ、その中に、これは「謎解き」要素になるんじゃないか、というものがあったのです。
いえ、あったというよりは、ミステリ要素をなんとか見つけたいという頭で読んでいたからこそ、ひらめいたというかつながった感じでしょうか。
自分の映画知識は、かすみさんと呼人のちょうどまんなかあたりだと思います。よって、読めば読むほど驚かされたり、感心させられることばかりで。そういうときはとにかくノートにメモります。メモ魔といっていいくらいメモって、キャンパスノートはすぐに一冊埋まりました。
学生時代の勉強もこれくらい熱心にしていたら、なんて思うこともあります。執筆に関してはたくさんの書物を読むこともまったく厭わないので、やっぱり好きなことをするときの熱量というのは大切ですね。
そして、もうひとつ行ったこと。
それは、まず過去の名作と呼ばれる名作を、すべて振り返ることでした。
大学生の頃は、いまと比べたらものすごく潤沢に自由時間があったため、映画館に足しげく通い、様々な作品に触れていました。雑誌も読み漁り、『キネマ旬報』をはじめとした映画誌や、あまり知られていませんが、映画脚本ばかり載った『月刊シナリオ』(ドラマ脈本の載った『月刊ドラマ』も)を愛読し、好きなシーンは模写したりもしていました。
ただ、いまとなっては過去に観た名作もおぼろげで、細かなシーンも思い出せないものが多いので、今回のプロット作りに向けて、『キネマ旬報ベストテン・90回全史』を読み返しました。1924年から2016年までの90年分、毎年邦画洋画それぞれでトップテンが発表されてきた、そのまとめです。年ごとの映画関連ニュースも記載されていて、その時々の時代感もつかめます。
自身では、2006年よりいまも別サイトで映画のメールマガジンを発行していて、最近は「季刊」くらいに発行ペースが落ち着いていますが、それまでが「週刊」で出していましたので、そこにもかなりの鑑賞履歴がまとまっています。
そういったものを参考に、
おすすめできる映画で、かつ謎が絡められ、そして独立したストーリーとしても作り上げられる物語を考えていきました。
1話あたり、プロットに正味3日間、
執筆(初稿)に2.5日くらいかかっています。