――――――――――… きっかけは至ってシンプルだった。 午前八時二分、バスターミナル四番、総和大学行き。 雨の日の朝だけ起こる、ちょっぴり嬉しい出来事。 そこから始まるステキな出会いの物語は、誰が想像できただろうか? この世界には、言葉と愛と、そこから紡がれる沢山の物語がある。 物語の始まりも終わりも、何一つ同じものはない。 そんな世界は、ねえ。「素敵でしょ?」 世界の何処かでまた一つ、お話が生まれる。 Turn over the page. さあ、物語のはじまりだ。