晴れて倉瀬と心を通わせた奈々は、目の前のタワーマンションを見上げて感嘆の溜め息を付いた。
倉瀬は一人暮らしをしているので、すぐに奈々を自宅へ招いた。
ドキドキしながら倉瀬についていくと、まるで一人暮らしをしているとは思えない贅沢な作りの、駅近にそびえ立つマンションだった。
エントランスへ入るところからセキュリティが掛けられていて、いちいちドキドキしてしまう。
広々としたエントランスには高級そうなソファが置いてあり、壁側には大きな花瓶に立派な花が生けてある。
心なしか良い香りまで漂っていて、奈々はクラクラしそうになった。
駅から外れた田園風景が広がる中の、小さな一軒家に家族と住む奈々には無縁な建物だ。
完全にお上りさん状態の奈々に倉瀬は爆笑し、奈々は恥ずかしくて頬を染めながらむくれた。
そして今日も、何度目かの訪問だ。
いつ来ても、慣れない。
倉瀬は一人暮らしをしているので、すぐに奈々を自宅へ招いた。
ドキドキしながら倉瀬についていくと、まるで一人暮らしをしているとは思えない贅沢な作りの、駅近にそびえ立つマンションだった。
エントランスへ入るところからセキュリティが掛けられていて、いちいちドキドキしてしまう。
広々としたエントランスには高級そうなソファが置いてあり、壁側には大きな花瓶に立派な花が生けてある。
心なしか良い香りまで漂っていて、奈々はクラクラしそうになった。
駅から外れた田園風景が広がる中の、小さな一軒家に家族と住む奈々には無縁な建物だ。
完全にお上りさん状態の奈々に倉瀬は爆笑し、奈々は恥ずかしくて頬を染めながらむくれた。
そして今日も、何度目かの訪問だ。
いつ来ても、慣れない。