リハビリをした後、遂に退院の日がやって来た。 一輝さんもわざわざ仕事を休んで一緒に来てくれた。 「先生。ありがとうございました。」 私が挨拶をすると、先生と付き添いの看護師さん2人がにこやかに微笑み、花束を渡された。 「はい。退院できて良かったですね。 また、何かあったらご連絡を。」 「はい。お世話になりました。それでは。」 私は、一輝さんの車に乗り自宅に向かった。