「その後、君は意識不明の重体で入院した。でも、君が意識を取り戻した時、腸が煮えくり返りそうだったよ。百合子が生きられなくて何でコイツが生きてるんだって。でも、君は記憶喪失になって今までのことを忘れてしまっていた。これは、いいチャンスだと思ったんだ。君にまた復讐ができるんだからね。」





「あ、あぁ・・・・・・。」





「さぁ、これで終わりにしよう。」





その合図と共に徳郎・幸恵・陽茉莉の3人が斧や包丁などを持って近づいてきた。





その表情は、微笑んでいるようにも見える。





「大丈夫ですよ。処理は僕がしておくので。」






「そう・・・・・・。それじゃあ、早速。」






「嫌、辞めて!!いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」






樹里の悲痛な叫び声が響く。






「百合子、見てる?これが僕達の絆だよ。」






目の前の光景を目にしながら、僕は小さく呟いた。