そこには、知らない女の子との写真がたくさんあった。 (この子、誰なんだろう。一輝さんの友達?) 小さい時、小学生の時、中学生の時。 一輝さんは、必ずその子と写っていた。 その脇に小さく名前が書かれてあった。 (え・・・・・・。百合子?) 百合子。はっきりとそう書かれてある。 でも、写真を見ても今の私とは顔が全然違う。 (これ、どういうこと・・・・・・?) 呆然とした私の姿を開きっぱなしのドアから徳郎と幸恵がじっと見ていたのを私は気づかなかった。 その表情が、とても強ばっていたことを。