うそっ、先生からだ⁉ え、連絡とかくれていいのっ? 短いメッセージを見て一転、私の気持ちは浮足立ってしまった。 こ、これは……美味しいものを作るしかない! 俄然気合の入ってしまう私だ。 「なんてゆーか……単純だなー、私」 急いで返信をして、もう明日の昼休みが楽しみになっていた。 まさか師匠から感想をもらえるなんて、思っていなかったから。 『弁当美味かった。ありがとう』 一行にも満たない、それだけでとても嬉しかった。