「……責任を取るようなことをされた?」

「らしいです……」

放課後。昼と同じ場所で、笑満に報告反省相談会が開催されていた。

私はまた顔を両手で覆っている。

「て、咲桜。あんたの発言も結構でかい爆弾じゃない?」

「だって言っちゃったんだもん! 一度口にしたら責任は取らねばいかんでしょう」

「ほんと男らしいね。でも――その、自分で言ったことは思い出したんだ?」

「うん。流夜くんが、……家族を亡くされてるって聞いて、その様子が淋しくて……私でもいいんだったら、家族になりたいって思った」

「ふむ。で、流夜くんの言葉繰り返すけど、どういう責任の取り方を考えてるの?」

「………」

「考えてないのね。まー普通に繋げるなら、結婚、だよね」

「……⁉」