「ふーん。春芽さんの企みねえ」

「そういうわけだから。口外すんなよ」

「どーしよっかなー」

一通り話を聞いた遙音はにやにやするばかりだ。

こういった情報を悪用する遙音ではないが、乱用されては困る。

「お前も後輩苦しめたいわけじゃないだろ」

「そうだけどな」

遙音は少し机から距離を取った。

「今度華取のメシ、また食わせてくれたら黙っててもいい」

「……華取に頭でも下げて頼んで来い」

「やだなー。神宮のを横取りするのがいいんじゃん」

「……お前は吹雪の影響も受け過ぎだ。あまりあいつらみたいになるなよ」

「そこまで影響受けてる気はねーんだけど……。ちょっと気をつける」