「今朝はごめん。わざわざ届けに来てくれてありがとう。誤解しているといけないから言うけど、真澄とは本当に幼馴染以外の何でもないんだ」
「あんなに綺麗な人なのに、ですか?」
「綺麗とかそういうの関係ないから」

 いつになく真剣な眼差しだった。
 
「へぇ。まぁそういうことにしておきます」
「ホントにそうだから」
「やましいことがないんだったら、二人の小さい頃の話聞かせてくださいよ」