気づいていながら、僕はただただ弁当袋を受け取り続けた。頭の中では、ごめんと思っているくせに、口からは”さんきゅ”と言い続けている。
僕はいつまで幼馴染という関係に固執するのか。僕自身、もう分からなくなってしまった。
未だに僕は探しているのだ。幼馴染を続けながら、真澄に弁当作りを止めさせる決定的な言葉を。
もちろんまだその言葉を見つられてはない。今朝もまた”さんきゅ”と苦い言葉を口にしているのが何よりの証拠だ。
僕はいつまで幼馴染という関係に固執するのか。僕自身、もう分からなくなってしまった。
未だに僕は探しているのだ。幼馴染を続けながら、真澄に弁当作りを止めさせる決定的な言葉を。
もちろんまだその言葉を見つられてはない。今朝もまた”さんきゅ”と苦い言葉を口にしているのが何よりの証拠だ。