「せ、先生。それって本当ですか!?
いつ?あと何年我慢すればいいのですか?」

私は、必死に先生に尋ねた。
それってどういう意味が気になって仕方がない。
もしかして再婚とか考えてくれてるの?
だとしたら私……。

「ギャーギャー騒ぐな。うるせー」

「でもでも……気になります」

私にとったら一大事だ。気になって仕方がない。
すると睦月君も気になるらしく首を傾げていた。

「……後いくつ寝たら、妹出来るの?
そもそも何でサンタさんにプレゼントお願いするのに
パパとお姉ちゃんに頼むの?」

うっ……それは……。
幼児ならではの質問が飛んできた。
それは、どうやって答えるべきなのだろうか?
頭の中がぐるぐるとしてしまう。

幼児に分かりやすく……かと言ってなんて
答えたらいいのか。変なことは言えないし。
睦月君は、ジッと私を見てくる。期待の眼差しだ……。

「先生……この場合は、なんて答えたら
正解なのでしようか?」

困った私は、先生に助けを求める。
しかし先生は、いつの間にかソファーに座り
ワインを開けて勝手に飲んでいた。

「ちょっと先生!?」

「俺は、知らん。お前がちゃんと答えてやれ。
それまで、妹計画は、おあずけだ!」

そう言ってくるではないか。ガーン!!
おあずけって……人を犬か猫みたいに。
しかも、妙にニヤリと笑っているし

「先生の意地悪~!!」

私は、そう言って叫んだ。
どうやら私の恋は、まだまだ道のりは、遠いらしい。
うぅっ……先生のドSめ……。

「白雪……ママは、妹と弟どっちがいい?」

「ニャー」

「そっか。ママも妹がいいんだ?
早く会えるといいよね。妹に」

そんな私達を見ながら
会話をしている睦月君と白雪だった。


END。