「あの……これ。クリスマスプレゼントです」.
「……これを俺に?」
「は、はい。」
恥ずかしい。顔から火が出そうだ。
受け取ってくれるだろうか?
すると先生は、徐にプレゼントを受け取ってくれた。
「……サンキュー。開けてもいいか?」
「は、はい。」
あ、受け取ってくれた。良かった……。
先生は、私があげたプレゼントを開けた。
包みを開けると中には、買ったあのネックレスが入っている。
気に入ってくれるかしら?
ドキドキしながら反応を見ていた。
「ほう……ネックレスか」
「は、はい。先生に似合うかと思いまして
クリスマスプレゼントに」
すると先生は、そのネックレスをつけてくれた。
やっぱり先生によく似合っていてカッコ良かった。
キラリと光るシルバーが素敵だ。
「うわぁ~お似合いです!!」
「……そうか」
先生は、ネックレスを見ながらそう呟いた。
反応が薄い。いや、もともと反応が薄いから
期待をしていた訳ではないけど
気に入ってくれたのか分からない。
「あの……お気に召しませんでしたか?」
「いや、俺の好きなデザインだ。
よく見つけたな?」
「商店街にあるショップで。
見つけて先生に似合うそうだなと思ったんです」
良かった……先生の好きなデザインだった。
嬉しくなる。そうしたら先生がポケットから
何かを取り出した。何だろう……?
私にその取り出した物を差し出してきた。