「あ、猫に牛乳をあげたらダメなの!?」

調べて驚く事もあった。
牛乳は、猫によって下痢になる場合があるらしい。
チラッと白雪を見る。もう半分ぐらいは、飲んでいた。
だ、大丈夫かしら……?

エサも色々と種類があり年齢によって違うとか
飼い方も複雑で難しそう。
これは、まとめて覚えないと……。

確かに先生が言った通り、生半可な気持ちで
飼うべきではない。
何枚かプリントアップしておく。

「睦月君。おやつを食べてたらペットショップまで
買い物に行こうか?」

そう言うとコクリと頷いてくれた。
そしておやつを食べた後に
一緒にペットショップに向かった。
白雪は、手提げカバンに入れて連れて行く。
本当は、子猫用のケージやバッグに
入れないといけないのだけど
向かったペットショップは、ペット持ち込み可能だ。

「あの……すみません。この子に合う
エサって何ですか?」

店員さんに教えてもらいながら選ぶ。
他にもトイレ用品なども
そして色々まとめてレジに持って行くと値段に驚いた。
嘘っ……こんなに高いの!?

慌ててお財布の中身を確認する。
うっ……足りない。
揃えるとこんなにお金が、かかるとは……。

チラッと見ると睦月君がジッと私を見ていた。
仕方がない……カードを使うか。
財布からカードを出そうとしたら横から
スッと手が出てきてカードを出してきた。えっ!?
その出された手の方向を見ると先生だった。

「これ、一括で」

そう言って先生は、カードで支払ってくれた。
な、何故ここに……先生が!?
思わない先生の姿に動揺する。
先生は、呆れた表情をしていたが……。

「ど、どうして先生がココに!?」

「こうなるだろうと思っていた。
どうせ金額が足りなくなるか、払えたとしても
これだけの量だ。持って帰れなくなるだろうからな」