「ありがとう。拓馬君」
「まぁ、いいって事よ!」
フランクフルトを食べながらそう言ってきた。
しっかりしているわよね。拓馬君って……。
苦笑いしながら2人を見ていた。
その後無事にお遊戯会が終わった。
色々ハプニングがあったけど、無事に終わって
良かったと思う。しかしお遊戯会の後。
変化があった人物が居た。それは……。
「睦月様~!!」
茉莉華ちゃんだった。えっ?睦月……様?
あれ以来、茉莉華ちゃんは、睦月君に
ベッタリくっついて離れない。
どうやら睦月君に惚れてしまったらしい。
「もう帰っちゃうの?
茉莉華も一緒に帰りますわ」
「はぁっ?お前……あれだけ俺らみたいな低俗と
遊ばないって言ってたじゃねぇーかよ!?
大体お前ん家って車じゃねぇーか」
「そんな過去の話を持ち出さないで。
茉莉華は、睦月様のお嫁さんになるって
決めましたの」
拓馬君は、呆れた表情でツッコんできた。
茉莉華ちゃんは、頬を赤くしながら睦月君の
お嫁になると言ってきた。
「はぁっ?何だよ……それ。女って意味分かんねぇ~」
うんざりした表情で呟く拓馬君に苦笑いしてしまった。
茉莉華ちゃんの変わりように驚いた。
あれから睦月君とは、仲良くやっているみたいだ。
ただし拓馬君とは、喧嘩友達?みたいだけど
「フフッ…茉莉華ちゃんのママは、
まだ来てないみたいだし今日は、バイバイしようね」
私がそう言うと残念そうな表情をする茉莉華ちゃん。
「えーもう少し居てくれてもいいのに。
おば様は、気が利かないですわねぇ~」