学祭の日はカラッと晴れたいい気候に恵まれた。
バイト先のホテル前で待ち合わせて、そこから単線の電車に乗る。
と言ってもほんの10分程で着く距離だ。
この単線は山奥まで続いていて、その先には神社や寺があるので、学生以外にも観光客も多く乗車する。
俺たちはその手前の『麓の駅』で降りる。
大学前に駅があるのでとても便利だ。
駅を降りるとすぐに【麓の祭】と書かれた垂れ幕と大看板がどーんと出迎える。
「すごい!ほんとにお祭りみたい!」
春宮さんが目をぱちくりとさせて垂れ幕と大看板を交互に見やる。
こんな入口で大興奮の様子だ。
「中はもっとお祭りみたいだと思うよ。」
俺が言うと、うんうんと首を振りさらに目が輝いた。
それだけで、誘ってよかったと嬉しくなってしまう。
たくさん楽しんでもらいたいし、俺も初めての学祭だから、春宮さん程ではないにしろワクワクしている。
垂れ幕と大看板を抜けると、奥に向かって緩やかな坂道が伸びている。
その坂道の脇に、ところ狭しと模擬店が並んで、活気溢れる声が飛び交っていた。
バイト先のホテル前で待ち合わせて、そこから単線の電車に乗る。
と言ってもほんの10分程で着く距離だ。
この単線は山奥まで続いていて、その先には神社や寺があるので、学生以外にも観光客も多く乗車する。
俺たちはその手前の『麓の駅』で降りる。
大学前に駅があるのでとても便利だ。
駅を降りるとすぐに【麓の祭】と書かれた垂れ幕と大看板がどーんと出迎える。
「すごい!ほんとにお祭りみたい!」
春宮さんが目をぱちくりとさせて垂れ幕と大看板を交互に見やる。
こんな入口で大興奮の様子だ。
「中はもっとお祭りみたいだと思うよ。」
俺が言うと、うんうんと首を振りさらに目が輝いた。
それだけで、誘ってよかったと嬉しくなってしまう。
たくさん楽しんでもらいたいし、俺も初めての学祭だから、春宮さん程ではないにしろワクワクしている。
垂れ幕と大看板を抜けると、奥に向かって緩やかな坂道が伸びている。
その坂道の脇に、ところ狭しと模擬店が並んで、活気溢れる声が飛び交っていた。