1人がこんなに寂しいとは思ってはいなかった。

街は12月。
クリスマスで染まった街並みに、
私は想い出の涙を浮かばせた。

途絶えがちになった彼との連絡……

やはり遠距離って駄目なのかな?
なぜだか、そう思うようになってきていた。



いつしか明後日はクリスマス。

部屋にいる時間が増えたような気がして、
少し街に散歩に出てみた。

華やぐ季節。
街はキラキラと輝いてみえた。

私は街の輝きが増す前に帰路についた。