「うん、笑顔は約束だもんね。しばらくは想い出に涙するかもしれないけど、それぐらいは許してね。」

「そして、私もあなたをずっと愛してます」
「ありがとう。和宏」



あたりは夜景が見られ始める誰そ彼時、幻想的な街並みがひと時の別れを、そっと慰めていた。

そして空には一番星。

それは、どこまでも綺麗で、良子の心にも輝いている星に思えた。