あれから数時間が経った。
担任の浜村先生が、月菜のお通夜が今日行われ、明日のお葬式にはクラスで行くと話してくれて、昼休み後にお通夜に行く生徒は帰宅してもいいと言われた。
昼休みになり、お弁当を食べながらも、私は帰るべきか残るべきか悩んでいる。
本来なら、悩むことじゃないんだろうけど……。
「お前はどうするんだ?やっぱ行くんだろ?」
食が進まない中で、海琉に声を掛けられる。
「うん……そのつもりではいるんだけど、どうしてもノートの事が気になって」
そう言いながら、私は箸を置いた。
ホームルームの後、月菜のノートを見ていた時にいたあの人物。
それが何かというのは知る由もないけれど、かなりヤバい存在だったんじゃないかって。
「ああ、ノートと言えばよ、あれなんだったんだ? ページをめくった瞬間、俺の横に何かいたよな? ビビったぜ……ありゃあ……なんだよ」
「え、やっぱり海琉も気付いてたの!? でも、顔を上げた時には誰もいなかったし……」
気のせいと言うには私だけじゃないし……海琉が「誰かいた」ではなく、「何かいた」と言ったのも気になる。
それに、海琉が気付いたということは……摩耶と光星も気付いたかもしれない。
担任の浜村先生が、月菜のお通夜が今日行われ、明日のお葬式にはクラスで行くと話してくれて、昼休み後にお通夜に行く生徒は帰宅してもいいと言われた。
昼休みになり、お弁当を食べながらも、私は帰るべきか残るべきか悩んでいる。
本来なら、悩むことじゃないんだろうけど……。
「お前はどうするんだ?やっぱ行くんだろ?」
食が進まない中で、海琉に声を掛けられる。
「うん……そのつもりではいるんだけど、どうしてもノートの事が気になって」
そう言いながら、私は箸を置いた。
ホームルームの後、月菜のノートを見ていた時にいたあの人物。
それが何かというのは知る由もないけれど、かなりヤバい存在だったんじゃないかって。
「ああ、ノートと言えばよ、あれなんだったんだ? ページをめくった瞬間、俺の横に何かいたよな? ビビったぜ……ありゃあ……なんだよ」
「え、やっぱり海琉も気付いてたの!? でも、顔を上げた時には誰もいなかったし……」
気のせいと言うには私だけじゃないし……海琉が「誰かいた」ではなく、「何かいた」と言ったのも気になる。
それに、海琉が気付いたということは……摩耶と光星も気付いたかもしれない。