寝汗が酷かったから、軽くシャワーを浴びて制服に着替える。
鏡を見ながら、髪を整えていると……首に何か付いてる?
シャワーを浴びたばかりなのに何だろう。
「黒い……えっ!?何これ!人の……顔?」
そう見える首のアザのような物を触っても、腫れていたりするわけじゃない。
ただ、苦しそうな顔のような物が付いていたのだ。
不気味に感じながらも、鏡に映る私を見ていると……背後のドアがゆっくりと開き始める。
そして、僅かに開いたドアの隙間から、真っ白な手がドアを掴むようにして現れた。
「ひっ!!」
慌てて振り返って、ドアを見ると……ドアは閉まったまま。
ゾクッと、肌を撫でられるような悪寒に包まれながら、私はドアを開けた。
でも、そこには誰もいなくて。
ホッと安堵したものの、今のは何だったのか。
あんな夢を見てしまったから、まだ怖いと感じているのかな。
「白い夢……か。あんなノートを見たから、怖い夢を見たんだね。はぁ……見るんじゃなかったな」
そう思うしかなかった。
ミシナンネ。
それが知ってはならない言葉で、白い夢を見たなんて考えたくなかったから。
鏡を見ながら、髪を整えていると……首に何か付いてる?
シャワーを浴びたばかりなのに何だろう。
「黒い……えっ!?何これ!人の……顔?」
そう見える首のアザのような物を触っても、腫れていたりするわけじゃない。
ただ、苦しそうな顔のような物が付いていたのだ。
不気味に感じながらも、鏡に映る私を見ていると……背後のドアがゆっくりと開き始める。
そして、僅かに開いたドアの隙間から、真っ白な手がドアを掴むようにして現れた。
「ひっ!!」
慌てて振り返って、ドアを見ると……ドアは閉まったまま。
ゾクッと、肌を撫でられるような悪寒に包まれながら、私はドアを開けた。
でも、そこには誰もいなくて。
ホッと安堵したものの、今のは何だったのか。
あんな夢を見てしまったから、まだ怖いと感じているのかな。
「白い夢……か。あんなノートを見たから、怖い夢を見たんだね。はぁ……見るんじゃなかったな」
そう思うしかなかった。
ミシナンネ。
それが知ってはならない言葉で、白い夢を見たなんて考えたくなかったから。