少し結論を急ぎすぎたかなと思うけど、そうだとしか思えないから。
「いやいや、なんでそうなるんだよ。篠目ふみは行方不明なんだろ?だったら山とかの方が見付からないんじゃねぇのか?なんだって人が多い学校なんかに」
海琉の疑問も最もだけど、それだとどうしても納得出来ない点があるから。
「だってさ、篠目ふみは自分が誰か教えてほしいのもあるけど、誰かにずっと一緒にいてほしいわけでしょ?じゃあ、一緒にいるはずの白い物は夢の中でどこにいるのよ」
「そりゃあお前、廃校舎だけどよ」
「でしょ?ずっと一緒にいてほしいのに、篠目ふみがいない廃校舎の夢の中にいるって言うのはおかしくない?山の中に埋められたなら、山の中の夢を見てもおかしくないのに」
ふらつく頭で、ギリギリ到達した考え。
もうこれ以上考えろと言われても、考えられないくらいには頭が回らなくなっているよ。
「うーん。じゃあ、仮に篠目ふみの死体が廃校舎にあるとして……どこにあるんだ?」
「そこまでわからないよ。手掛かりなんて何もないもん」
そう、ゴール手前まで来たような感覚はあるけれど、ゴールに辿り着く道が途絶えている。
あの広い学校を今から隅々まで探すのは無理だ。
「いやいや、なんでそうなるんだよ。篠目ふみは行方不明なんだろ?だったら山とかの方が見付からないんじゃねぇのか?なんだって人が多い学校なんかに」
海琉の疑問も最もだけど、それだとどうしても納得出来ない点があるから。
「だってさ、篠目ふみは自分が誰か教えてほしいのもあるけど、誰かにずっと一緒にいてほしいわけでしょ?じゃあ、一緒にいるはずの白い物は夢の中でどこにいるのよ」
「そりゃあお前、廃校舎だけどよ」
「でしょ?ずっと一緒にいてほしいのに、篠目ふみがいない廃校舎の夢の中にいるって言うのはおかしくない?山の中に埋められたなら、山の中の夢を見てもおかしくないのに」
ふらつく頭で、ギリギリ到達した考え。
もうこれ以上考えろと言われても、考えられないくらいには頭が回らなくなっているよ。
「うーん。じゃあ、仮に篠目ふみの死体が廃校舎にあるとして……どこにあるんだ?」
「そこまでわからないよ。手掛かりなんて何もないもん」
そう、ゴール手前まで来たような感覚はあるけれど、ゴールに辿り着く道が途絶えている。
あの広い学校を今から隅々まで探すのは無理だ。