丸山さんに和田先生の電話番号を聞き、私がその番号に掛ける。
海琉はしばらく丸山さんに、マッチョな人生とやらに誘われていたけど、何とか電話を切ることに成功したようで。
額にかいた変な汗を、袖で拭っていた。
『……はい。和田です』
そんな中、和田先生に電話が繋がった。
「せ、先生!神崎です!」
『神崎さん?どうしてこの番号を……いや、今はそんな話をしている場合じゃないね。言いたいことはわかっている。悪夢が……終わらなかったね』
丸山さんと比べたら、全然話が早い。
「え、ええ。だから、私と海琉は今から学校に行きます。先生も来てください」
『学校だって?いや、どうして学校なんかに』
「先生が連れて行ってくれた廃校に、進波音のルーズリーフがあって、うちの学校に月菜のノートがありますよね。だったら、その二人を繋いだのは何ですか?月菜があの廃校に一人で行って、ルーズリーフを見たなんて思えないんです。うちの学校に、二人を繋ぐ呪物があるんじゃないかって思うんです」
言葉を整理しながら、何とか伝わるように話すと、先生は小さく「はっ」と声を上げた。
『そ、そんな……い、いや、もしかすると……わかった、僕も今すぐに向かう』
そう言うと、先生との通話は切れた。
海琉はしばらく丸山さんに、マッチョな人生とやらに誘われていたけど、何とか電話を切ることに成功したようで。
額にかいた変な汗を、袖で拭っていた。
『……はい。和田です』
そんな中、和田先生に電話が繋がった。
「せ、先生!神崎です!」
『神崎さん?どうしてこの番号を……いや、今はそんな話をしている場合じゃないね。言いたいことはわかっている。悪夢が……終わらなかったね』
丸山さんと比べたら、全然話が早い。
「え、ええ。だから、私と海琉は今から学校に行きます。先生も来てください」
『学校だって?いや、どうして学校なんかに』
「先生が連れて行ってくれた廃校に、進波音のルーズリーフがあって、うちの学校に月菜のノートがありますよね。だったら、その二人を繋いだのは何ですか?月菜があの廃校に一人で行って、ルーズリーフを見たなんて思えないんです。うちの学校に、二人を繋ぐ呪物があるんじゃないかって思うんです」
言葉を整理しながら、何とか伝わるように話すと、先生は小さく「はっ」と声を上げた。
『そ、そんな……い、いや、もしかすると……わかった、僕も今すぐに向かう』
そう言うと、先生との通話は切れた。