「あたし、これからもずっとソウちゃんのそばにいるね!」

そう言った夏々子に、
「ありがとう、なっちゃん」

宗助はお礼を言った。

今も昔も、自分の大切な女の子は夏々子だけだ。

「なっちゃん」

名前を呼んだ後、宗助は夏々子に手を差し出した。

「ソウちゃん」

夏々子は名前を呼んで、その手を繋いだ。

今まで築きあげた全てを捨てて、夏々子を拾ったあの日から、自分の大切な女の子は彼女だけになった。

夏々子を大切にしたいと言う思いは、今でも変わっていない。

(今でも君は、僕のPretty girl(かわい子ちゃん)だから)

隣を歩いている夏々子を見ながら、宗助は静かに笑った。

☆★END☆★