「僕らの、誕生日…?」

そう聞き返した夏々子に、
「僕となっちゃんの2人の誕生日」

宗助は答えた。

それまで暗かった夏々子の顔が笑顔になった。

「うん!」

夏々子は首を縦に振ってうなずいた。

「じゃ、改めまして…お誕生日おめでとう!」

宗助は言った。

「ありがとう、ソウちゃん」

夏々子は花束を受け取った。

宗助は夏々子の頭をなでると、
「君は僕の大切なPretty girlだよ」
と、言った。

 * * *