浮橋から渡されたノートの切れ端を前に、宗助は考えた。

隣では浮橋がギターを弾いていた。

彼は中学の頃から友達数人と組んでバンドをやっていた。

この前、浮橋が通っている高校で行われていた学園祭に行ったら彼はステージで演奏していた。

歌ってギターを弾いている浮橋がかっこよかったことを、今でも鮮明に覚えている。

観客たちに披露した歌は、自分たちが作ったオリジナルだと自慢していた。

(そうだ)

宗助はひらめいた。

それから鉛筆を手に持つと、ノートの切れ端に思いついた言葉を書き込んだ。

「できた!」

嬉しそうに言った宗助に、
「どれどれ?」

浮橋は彼の手に持っているノートの切れ端を覗き込んだ。