夏々子は宗助を見つめると、
「もしあたしに何かあった時、ソウちゃんはあたしのことを守ってくれる?」
と、聞いた。

「当たり前じゃないか」

宗助はそう答えると、夏々子の頭をなでた。

「お互いの身に何かあったら、僕たちは助けあって、お互いを守ってきた。

それは今も昔も変わらないことだ」

宗助は瑛太と桑田に視線を向けた。

「僕たちは4人で1つだ」

そう言った宗助に、
「はい…!」

瑛太と桑田は涙を浮かべながら首を縦に振ってうなずいた。

うなずいたのを確認すると、宗助は病室に視線を向けた。