「――玉井さん…」

スーツ姿の宗助はサングラスを外すと、胸ポケットに入れた。

「あなたが全ての犯人だったんですね――ケリーさん」

ケリーは驚いたと言うように目を見開いた。

「その手に持っているものは、毒薬で間違いありませんね?」

そう言ってカーテンから登場したのは、瑛太だった。

ケリーは手の中の小ビンを隠すようにズボンのポケットに入れた。

「点滴に毒薬を入れ、岡島さんを殺害しようとした――そう言うことで、間違いありませんね?」

次にカーテンから登場したのは、夏々子だった。

「そして…烏山を火事に見せかけて殺害したのも、あんたの仕業だ」

最後にカーテンから登場したのは、桑田だった。

「あなたたち、どうして…!?」

彼らの登場に、ケリーは戸惑っている。