そんな3人の部屋に、ガチャッとドアが開いた。
「おお、今日も仲良く飯食ってるな」
部屋に入ってきた宗助はそう言うと、夏々子の隣の椅子に腰を下ろした。
「ソウちゃん、お昼食べ終わったの?」
夏々子は空になった皿をコンビニの袋に入れると、そう聞いた。
「サバ味噌定食、をな」
宗助は夏々子の質問に答えると、カバンをテーブルのうえに置いた。
「『福禄寿(フクロクジュ)』ね」
夏々子は言った。
『福禄寿』とは、レコーディングスタジオの裏にある定食屋の名前だ。
宗助はそこを行きつけの店の1つとして挙げており、そこでサバ味噌定食を必ず食べるのだ。
宗助はカバンから茶封筒を出すと、テーブルに置いた。
――その瞬間、それまで自分たちの間を包んでいた穏やかな空気が緊迫した空気に変わった。
「おお、今日も仲良く飯食ってるな」
部屋に入ってきた宗助はそう言うと、夏々子の隣の椅子に腰を下ろした。
「ソウちゃん、お昼食べ終わったの?」
夏々子は空になった皿をコンビニの袋に入れると、そう聞いた。
「サバ味噌定食、をな」
宗助は夏々子の質問に答えると、カバンをテーブルのうえに置いた。
「『福禄寿(フクロクジュ)』ね」
夏々子は言った。
『福禄寿』とは、レコーディングスタジオの裏にある定食屋の名前だ。
宗助はそこを行きつけの店の1つとして挙げており、そこでサバ味噌定食を必ず食べるのだ。
宗助はカバンから茶封筒を出すと、テーブルに置いた。
――その瞬間、それまで自分たちの間を包んでいた穏やかな空気が緊迫した空気に変わった。