「ソウちゃんの身に何かあったら、あたしが守るわ」

夏々子はそう言った後、宗助の手に自分の手を重ねた。

瑛太が気づいたと言うように2人に歩み寄ると、
「生卵を投げられようが、ペットボトルを投げられようが、みんな俺たちが受け止める」

そう言い終わった後、重なっている2人の手に自分の手を重ねた。

桑田も自分の手を重ねると、
「ベイビー・スターダスト、行くぞー!」

掛け声をかけた。

「オーッ!」

4人は重ねた手を上にあげた。

会場に桑田、瑛太、夏々子の順に登場した。

桑田はドラムセットの椅子に腰を下ろすと、ステックを持った。

瑛太はギターを持った。

夏々子はベースを持った。

そこへ、宗助が会場に登場した。