「microSDカードの中に入っていた、あなたと実さんの会話です。
実さんの婚約者は浮気を疑っていたのでしょう。
だから実さんに誕生日プレゼントと称して盗聴器型のボールペンを渡した」
淡々と話を続ける宗助に、
「実が…あいつが悪いんだ!」
山崎は怒鳴った。
「だけど、同性愛者だと言うことが世間にバレたらあなたの立場が危うくなる」
夏々子は冷たい声で返した。
「私は彼を思っていたのに、彼は他人を選んだ…。
許せなかった…。
だから、だから…この手で婚約者を殺して、実を殺した…。
そうすれば、実は永遠に私のものに…」
「そんなものは愛情でも何でもない!」
ブツブツと呟くように言う山崎をさえぎるように宗助は怒鳴った。
実さんの婚約者は浮気を疑っていたのでしょう。
だから実さんに誕生日プレゼントと称して盗聴器型のボールペンを渡した」
淡々と話を続ける宗助に、
「実が…あいつが悪いんだ!」
山崎は怒鳴った。
「だけど、同性愛者だと言うことが世間にバレたらあなたの立場が危うくなる」
夏々子は冷たい声で返した。
「私は彼を思っていたのに、彼は他人を選んだ…。
許せなかった…。
だから、だから…この手で婚約者を殺して、実を殺した…。
そうすれば、実は永遠に私のものに…」
「そんなものは愛情でも何でもない!」
ブツブツと呟くように言う山崎をさえぎるように宗助は怒鳴った。