柳は宗助のところに歩み寄ると、
「お前に会いたいと言う人が面会にきてる」
と、言った。
「えっ…?」
宗助は首を傾げた。
柳の後ろをついていくように取調室を出ると、面会室についた。
「入れ」
柳に言われて中に入ると、
「玉井くん」
その声に名前を呼ばれて視線を向けると、宗助は驚いた。
すぐに面会室を出ようとしたら、看守に止められた。
仕方なく椅子に腰を下ろすと、顔を向けた。
「久しぶりやね。
まさか、こんなところで玉井くんとしゃべることになるなんて夢にも思わんかったわ」
相変わらずの名古屋弁に、
「あなたが会いにくるとは、夢にも思いませんでした――荒畑さん」
宗助は皮肉をこめて返した。
「お前に会いたいと言う人が面会にきてる」
と、言った。
「えっ…?」
宗助は首を傾げた。
柳の後ろをついていくように取調室を出ると、面会室についた。
「入れ」
柳に言われて中に入ると、
「玉井くん」
その声に名前を呼ばれて視線を向けると、宗助は驚いた。
すぐに面会室を出ようとしたら、看守に止められた。
仕方なく椅子に腰を下ろすと、顔を向けた。
「久しぶりやね。
まさか、こんなところで玉井くんとしゃべることになるなんて夢にも思わんかったわ」
相変わらずの名古屋弁に、
「あなたが会いにくるとは、夢にも思いませんでした――荒畑さん」
宗助は皮肉をこめて返した。