「羨ましかったんじゃないの?そうやって自由に生活してる稚尋が」




弥生君も稚尋同様に、寂しさを抱え、飢えていた。







全部の発端は…稚尋達兄弟の母親だ。





母親の身勝手な行動で、自身の息子達が苦しんでいるのに。












そう考えるとなんだか胸が締め付けられるような思いで、澪は唇を噛み締めた。











でも。




まずは弥生君の闇を取り払ってあげなくちゃ。













そう、澪は決心した。