いまさら大きな後悔の波に襲われた。




もう引き返せないのは知ってるけど。







雛子はすぐに表情を立て直し、澪へ優しい言葉をかけた。




「でも大丈夫だよ。雛は絶対に澪の味方だから!それに―……」





ボッ///




そこまで言って、いきなり雛子が赤面した。



それはもう、熟れて真っ赤になった苺みたいに。



首まで真っ赤に。