「もぉ……やだ…」




澪は赤く紅潮した自身の頬を両手で押さえ、小さく声をもらした。




ドタ


ドタ


ドタ



そんな考えを持ちながら、澪は稚尋の待つリビングにむかっていた。







そんな時だった。










グイッ!!





「…きゃっ……!?」





パタンッ



澪は何かに腕を引っ張られ、暗い部屋の中へと引きずりこまれた。