何なの、まったく。 ギリッ 優しい言葉をかけないでよ。 そう言えば……私。 ずっと……最近、稚尋の事ばかりだった。 自分の事を考える時間もなくて。 疲れてたのかもね。 「メール…してみよっかな…」 …………。 グシャッ 澪は紙切れを無造作にスカートのポケットに突っ込むと、はぁと小さなため息をついた。 ……今日、稚尋ん家いってみようかな。 澪は先生に稚尋用のプリントを持らい、稚尋の新しいマンションに向かう事にした。 .