すっかり稚尋を尻に敷くようになった澪。


女の成長とは、時に恐ろしいものだ。


稚尋はため息をつき、バツが悪そうに頭をかいた。




「分かったよ……行けばいいんだろ、行けば」




「よかったねー心咲くん!稚尋オジサンも一緒に遊んでくれるってよ!」




「オジサン言うな」




なんだか楽しい1日になりそう。



澪の心は久しぶりに平穏を取り戻していた。