誰でもいいから、
一緒に泣いてくれる人が欲しかったんだ――………
―…………
……―――――
―――――――――――
「―…と言う訳です」
「………………」
話終えて、弥生は澪に向かって優しく微笑んだ。
澪は何も言えず、ただその場に立ち尽くす事以外、出来ずにいた。
そんな澪に気付いた弥生は申し訳ないように切ない笑顔を浮かべながら、人差し指を口にあてた。
そして諭すように、澪に言った。
「今はまだ、ここまでしか言えませんけど………僕は澪さんの事を、少なからず信用しています。だから…もう少し、待ってもらえませんか?」
………………これは、何?
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